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夜に打つメール

夜に打つメール

仕事が一段落し、ふと携帯電話を見ると数通のメールが届いている。

普段忙しくされている皆様にはよくある話ですよね。

ゆっくりと届いたメールを確認しながら返信するのが私の日課のひとつですが、夜にメールを打っていると、ある事に気付きました。

内容がネガティブというか、叙情的というか、何とも言えない匂いを醸し出しているものが多く、後で読み返すと「なんでこんなメール打ったんだろう」と思うようなものが交ざっています。

日中は比較的仕事に追われ、お日様の上っている健康的な環境ですので、こんな時にメールを打つと内容もなぜか健康的(?)なものになりやすい。

夜だからといって不健康な内容を送る訳ではないのですが、明らかに匂いが違うのです。

よくよく観察してみると、お相手のメールも昼と夜とではほんの少し文章のニュアンスが違うものがあったりするので、これは「夜の効能」なのでしょうか。

以前、知り合いの女性がタイトルに「夜に手紙は書くな」と書いて送ってきたメールがあります。

いろいろと考えていたら、夜の頭ではとてもじゃないが健全な内容を考えられないといった内容です。

「夜に手紙(メール)を書くのはダメですね。と締めくくっていました。

今になって思うと、あれも夜が持つどこかエロティックな匂いに本能が動いたのかもしれませんが、そう考えると夜には人が抗えない、何かを動かす力があるのかもしれません。

夜を主な活動の時間帯にしている人というのは、やはり独特の雰囲気を纏っていて、見ればすぐに分かります。

夜の匂いがするのです。

以前私はバーテンダーをしていましたから、それも立派な「夜の人」であり、いったん染み付いたそれはなかなか取れません。

打ち合わせに行った時に何度か「夜の匂いがしますね」と言われた事もあります。

そう考えると、文章にもどうやら「昼の匂い」と「夜の匂い」はあるようです。

私はほとんどが夜に打つメールなので、その文章からお相手は「夜の匂い」を嗅いだのでしょう。

時と場合、お相手との関係値によって使い分ける必要はありますが、敢えて昼に来たメールを夜に返してみるというのは面白い。

お相手が「お昼モード」のままだとドン引きされるかもしれませんが(苦笑)

夜に打つメール